うつ病になっていなかったら、「頑張って！」という言葉しかかけられなかったでしょうね。

周りは、「あなたが泣いたらだめよ！」「あなたが頑張らなくちゃどうするの？」って。
「頑張らなくちゃ！」と言われたら、頑張れない自分がいるからつらいの。

今はいっぱい悲しんで、いっぱい泣いていいとよ。みんな悲しみは一緒よ。つらい時は無理して笑顔見せなくていい。つらい時は一緒に泣こう。そのくらいしか言えん。そう言って二人で号泣したの。その分娘は泣いただけ気持が楽になったと思う。いつも話を聴いてもらってたから、素直にそう言えたんだと思う。

この病気になって気づかせてもらったことが沢山ある。心を学ばせてもらった。人の痛みを自分の痛みとして考えようというようになったから。今までもそんなふうに思ってたけど、今までの自分では解らんかった。普通の人には解らんのよね。こうなってみた人じゃないと解らんよね。これは傷ついた人でないと解らんよね。

身も心もボロボロだよ。すごく胸が痛いよ。苦しいの。「私がすごく苦しい！」って娘の前では言えんかったの。聴いてくれてありがとう。心がボロボロだから感情的になって、またきついことを言うかもしれん。その時はごめんね。

心が痛んでる時、本能を刺激する事で(音楽・色・匂い・感覚)理性のガードを潜り抜けてダイレクトに体に伝わります。涙が出るのもひとつの効用です。

• 理解してもらえない時に出る悔し涙は、プラスエネルギーの涙
• 心にダメージを受け思わず泣いてしまう時に出る涙は、マイナスエネルギーの涙

『涙は心にアクティブに働きかけています！！』

涙腺が刺激を受け涙が流れる。これにより、心の疲れ(汚れ)が流される。ワイパーとウインドーウォッシャーの様な関係です。歳をとると少しの事で感激しやすくなります。ささいな事でもありがたいと感じる、感謝の涙。心配事やつらいことからくる、悲しい涙。

いずれにしても涙の効果は人間にとって必要不可欠なものです。気づかないところで、心の綿ゴミを流してくれていますから。

毎日、沢山の事を覚えるのは大変ですが、一日に一つだったらできるかもしれません。昨日失敗した事の中から一つだけ、今日は同じ間違いをしないように・・・

はやる気持ちをちょっとだけ押しとどめて、心のスイッチを焦らずゆっくり入れてみませんか？それでも一年経てば365個改善され、10年経てば3650個の進歩です。数字にすると簡単に聞こえますが、毎日積み重ねると大きな成果につながっていきます。

ダメな自分を責めてしまう時、そんな自分もＯＫだと認めることができたらいいですね。焦らずにあなたのペースで進んでみてはどうでしょう。小さなことでも確実な事から始めると、負担に感じることなく出来るようになります。千里の道も一歩から。言うはたやすく、実行に移すことは難しいですね。