自分と向き合う-6

どうして私ってこんなにダメなんだろう？って、ずっと思ってきました。

失敗しないように、後悔することのないように…。気を使ってストレスをためて、しんどい思いをしてきた経過があります。でもこの頃、人生は挫折や反省・後悔の繰り返しだと、ようやく思えるようになりました。その渦中はつらいけど人生のスパイスだと考えたら、味気ない生き方をするよりもいいかもしれません。

失敗の中でなにか得るものがあれば、自分にとって大切なことを積み重ねていけるというメリットもあります。挫折してそのままにしておいたら、せっかくの経験も役に立てないでしょう。そんな時は「いい経験をした。」という受けとめ方をしてみたいなと思います。

後ろ向きな気持ちのままでいたら、前から来ている、≪チャンス≫も見逃してしまうかもしれません。気づいた時に反省をし、自分を振り返える事ができればOK！としたいです。失敗も財産の内ですから。

ストレスが蓄積して思わず弱音を吐いたら、「誰だってそんなときあるさ。」「そんなことくらいで。」「大丈夫だよ！」励ましやアドバイスが返ってくることがよくあります。

人は悩みを打ち明けられたら、ついなんとかしてあげたいと励ますほうにまわってしまうのですね。あなたのためにと思って言うアドバイス、相手の傷口に塩をすりこんでいることとも・・・。

大丈夫でないから悩んでいる。気休めの「大丈夫」なんていわないで！そんな気持ちにもなるでしょう。批判やアドバイス、励ましや気休めのことば。そんな時、わかってほしいという気持ちを引っ込めて、もう言うのはよそうとあきらめてしまいます。

自分の気持ちを受けとめてもらえずアドバイスされたら、「そうですね。」と、そのままフィードバックして相手に返してみる。それは相手の意見だと受けとめて聞き流すことが必要な時もあります。

アドバイスがつらいなと思ったら、ちょっと視点を変えて受け止めてみる。そんなふうに自分の気持ちを傷めない工夫も、やってみたら案外役に立つことがあります。