自分と向き合う

悩んだら解決するの？

世の中にはイヤなこと、不快な思いをさせられることがたくさんあります。
生きている限り、苦しいことや悲しいこと、つらいことに追いかけられ、逃げ出してしまいたいこともたびたびです。
日々の暮らしの中で小さなストレスが積み重なり、それが知らず知らずのうちに蓄積されてしまいます。

とかく世の中は思い通りにならないことばかり。
そんな中。つい無理をして無意識のうちに自分自身を傷つけることも少なくありません。

ふと寝る前に日頃の不安やイヤなことを考え思い悩んだりしがちです。
そして、ますます眠れない状況に・・・。
考え悩む分だけストレスはたまるばかりです。

でも・・・。悩んだら、解決するのでしょうか？
眠れない夜を過ごしたら問題はなくなっているのでしょうか？

残念ながら、あなたがどんなに悩んでも、解決には至らないことでしょう。

あなたが居なくても朝は必ずやってきます。雨が降ろうと風が吹こうと陽が昇らない窓はありません。仕事だって多少は、「ガタピシがあっても」それなりに回っていくでしょう。不安が不安を呼び、疲れきって朝を迎えてしまう。夜も眠れぬくらい一生懸命に悩んでしまう。

でも、朝が来たらあんなに悩んだのに、なにひとつ変わっていないのです。
それならば、今日一日楽しかったことや嬉しかったことを考えながら、眠りについてみませんか。
重たい心を抱えていては一歩も前に進めません。朝は必ずやってくるのですから。悩む前に、まずはあなたの心の叫びを吐き出してみませんか。あなたの笑顔を待っています。

こんな経験はありませんか？
「私の話を聴いて下さい。」と言うと…

周囲に「私の悩みを聞いてください」と言うと、私が話し終わる前にアドバイスし始めます。
アドバイスが欲しいわけではないのに・・・。

そのうえ、状況を確認しようと、いろいろ質問してきます。
プライベートをあれこれ詮索されるのは、とてもつらいのに・・・。

そして周囲は、「間違っている私」を指摘します。
悩みを解決するためにと、自分の価値観を押しつけてきます。

さらに、「私はこうだった・・・」
いつの間にか、その人の体験談に切り替わってしまいます。

このつらい気持ちを聴いてもらいたかっただけなのに・・・。

ただ、聞いて欲しくて電話したのに…

気持ちの「居場所がなくなってしまう。」ことありませんか？

結局、「悩みを話さなければよかった」と、後悔してしまうのです。
人と人、それぞれに常識や価値観が違うことは仕方がありません。

それでも、きっと心優しいあなたは、話を聴いてくれる友人や知人を気遣うでしょう。
だから、話の途中で思わず、「ハイ」と言ってしまうかもしれません。
自分の気持ちを素直に言うことができずに、終わってしまうかもしれません。

「分析、アドバイス、お説教、非難」・・・。要りません。

むしろ心が重たくなってしまいます。
どうか話を静かに話を聞いてほしい。
黙って聴いてくれるだけでいいのです。
話し終えるまで、そっと待ってください。

そう思ったことありませんか？

悩みを解決するのはあなたご自身です。
だから、気持ちの整理するために、聞いて欲しい。
客観的な立場で受け止めてほしい。

心オアシスは、そんなあなたの声をお聴きしたいと思っています。
無理せず、頑張り過ぎず、自分らしく自分を吐き出し、受け止める。

そんなお手伝いをさせていただきたいと願っているのです。
まずは、あなたのお話をお聞かせください。

独りはさみしい、二人でいてもさみしい

一人だからさみしい

いろいろな方から、そういうお話しがよく寄せられます。

確かに一人だとさみしいですね。
誰か相手がいてくれたら気持ちもホッとするでしょう。
二人だったら話し相手がいて、気が紛れるのにと、考えることもあるでしょう。
恋人がいたら、友人がいたら、家族がいたら、さみしさから開放される…。

でも、ちょっと考えてみてください。

誰かが居ることによって、「押し付けがましさ」を感じることがあるかもしれません。
自分をコントロールしようとする相手にストレスを感じる場合もあるかもしれません。

そんな時は、相手がいない方がまだましと思うかもしれません。

友人でも家族でも同じことがいえます。
自分の気持ちを解ってくれず、受け止めてもらえない相手に逆にイライラすることもあります。
悩み事を相談したらアドバイスや批判をされて、傷口を押し広げられた状態になることだってあるでしょう。

そうすると、その人がそばにいること自体が負担になって辛くなってきます。
「こんな相手なんか、いない方がいい。」そう思うかもしれません。

家族がいてもさみしい

「家族がいても寂しくてたまらない」

という人は、実はとても多いのです。
会話もなく、理解し合えずに苦しんでいる仮面夫婦もたくさんいます。
同じ屋根の下で暮らしていてもコミュニケーションが取れない。

定年退職したら「絶対離婚してやる！」

と思っている妻は少なくありません。

子どもがいるうちはまだいいでしょう。
気を紛らわせることがあるうちは、まだ救われます。

定年退職後、理解し合えない相手と朝から晩まで一緒だったら、とても耐えられないのではないでしょうか。
食事の支度、洗濯…毎日の家事に加えて、たたみかけるような、「あれはどうした。これは…」。
煩わしい親戚づきあいや、さまざまな家の用事も妻だから当然と押し付けたり、束縛したりするパートナーなら、一人の方がいいと思ってしまうのも、無理はありません。

家族のいない人は家族がいたらと思うし、独り身の人はせめて、パートナーがいてくれたらと願ったりします。